いま、キーシャ・クラウザーさんの”Earth, Water, Fire, Wind-Our Connection To Mother Earth"という本を翻訳中です。
火地風水の地球の四大元素がどのように私達を構成しているか、その詳しい説明がされ、それぞれの要素を自分の中に認めてゆくことでマザー・アースとひとつになってゆくという素晴らしいインストラクションが書かれています。
それぞれの元素は占星術でも同じ内容で扱うため、とても深い理解が得られます。
そしてメディスン・ホィールの作り方も掲載されています。
誰でも自分のホィールを作ることができるのです!
この本は、「本来の自分」を思い出してゆくプロセスを歩む旅となっています。
いかに私達は周りの人から言われたイメージ・概念でできているか。
よく「すべては幻想である」と言われますが、それは人の概念や社会的通念で自分というものを捉えているということ、さらには幼少期からの体験から無意識に反応として生じる感情を自分と思い込んでいることを意味します。
この本は、その幻想を解いてゆくための方法を紹介しています。
本当に、素直に自分を表現するというのは、なかなか難しい。
上手に笑うことを身に着け、「私は大丈夫ですよ」と笑ってみせることでその場をやり過ごしながら、
私達の中でいったいどれだけの人がそれをしていることに気づいているだろう。
そんなことを、先日ふと思いました。
やはり、人は占星術でいうところの「太陽」を輝かせることがその人の生き方にいちばん自然なのだろうと思います。
どの太陽星座も素晴らしい特質があり、おそらく意識はせずともその通りに生きているでしょう。
ですが、幻想を含むあらゆる要素が太陽に影を落とします。
たとえば「月」は満たすべき欲求を示します。
乙女座の月を持つ私は、正しくあろうとする欲求が強く、つまりは完璧を求めて(本当は無理なのに)自分にOKを出せないという面があります。それが長らく太陽を曇らせていました。
そうやって太陽を鍛え、時には折れそうになりますが、結局は月の欲求とは真反対の要素を取り込む必要に迫られる時がきます。
私の場合は冥王星が関わっているため、自分なら決して選択しないことをせざるを得ない、そんな選択を迫られる時もきました。そして幻想が壊れたのです。
人生で何をしていようとも、どんな仕事をしていても、
「人生、いのち」という知性をもった大きな川の流れは、自分を知り自分を表現するために計らわれているようです。
何のために生きているのだろう?
そんな疑問にはあらゆるレベル・あらゆる形で答えが出ますが、実はとてもシンプルなことかもしれません。
マインドは社会的に成功するために作用するので、シンプル過ぎる答えには満足できないのでしょうね。